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+猫の名前+
一番多いのは「チビ」。
ペットとして人気があり、多くの家庭で飼われている猫の名前を東京の多摩動物公園飼育課、石田おさむさん(56)が調べました。「チビ」に次いで、二位は「ミー」、三位は「クロ」。さらにトラ、ミーコ、モモ、ミミ、シロ、タマ、ハナ、ナナと続きます。石田さんは「猫には体の大きい種類がいないことや、成長が遅く生後六か月でも体は小さい。だから『チビ』が多い」と分析しています。
石田さんは「ペットの名前を分析すると、人間との関係性がわかる」という考えの持ち主で、犬の名前を調査したこともあります。今回の猫の調査は、東京都の都心と八王子市、千葉県船橋市などで開業する獣医師七人のところに治療に連れてこられた5132匹の名前を調べました。名前は1932種類ありました。
「犬は名前らしい名前が多かったが、猫は名前かどうかわからないような無意味な音の羅列も目立ちます。また、かわいらしさを強調する名前が多かった」と指摘します。
単に「ネコ」という名前が13匹いました。犬では「犬(ケン)」「犬犬(ケンケン)」が一匹ずついただけで、「イヌ」と呼ばれているケースはありませんでした。石田さんは「猫の場合、飼い主との関係は家庭の中で一対一で結ばれています。いっしょに移動する範囲も極めて狭い。一方、犬は散歩などで、飼い主同士の交流が生まれる。その分、こった名前が多いのでは」と推理しています。
石田さんは猫の名前を、独自に作成した以下の項目で分類、分析しました。
1:伝統的な名前 (タマ・ミーコなど)
2:比較的新しい名前 (ポンタ・ゴンタなど)
3:外国語 (ハッピー・ラッキーなど)
4:外国人の名前 (リリー・メリーなど)
5:タレントやキャラクター名 (マイケル・チビタなど)
6:かわいい呼び名 (チャー・ピー・ポポなど)
7:猫の形状からきた名前 (チビ・シロ・ミケなど)
8:他の動植物の名前 (クマ・レオなど)
9:食べ物の名前 (クッキー・プリンなど)
10:猫にも人間にもつけられる日本人名 (サクラ・モモなど)
11:猫よりは人間らしい日本人名 (モモコ・ケンなど)
12:猫にはつけにくい日本人名 (ケンタ・ユキ・マリなど)
多かったのは
「伝統的な名前」 (タマ、ミーコなど 20.2%)
「かわいい呼び名」 (チャー、ピーなど 17.1%)
「形状からきた名前」 (チビ、シロ、ミケなど 12.7%)
の順だったそうです。
また、「ミー」「ミミ」「ミーニャ」など鳴き声にならったものや、「マ行」や「タ行」から始まる名前が目立ちました。
さらに石田さんは「飼い主が二極分化している。多くの飼い主が犬に比べ安易に名前をつける一方で、非常に凝った名前や日本人に近い名前、伝統的な名前をあえて付ける飼い主が増えてきた」ともいっています。
猫を対等なパートナーと受けとめ、人間に近い名前をつける飼い主さんが増えているのかもしれないとも、考えられます。
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